高く売れるドットコムはReReのサービスに統合されました。
《オメガの豆知識》
1848年6月、スイスで懐中時計の組み立て工房として歴史が始まった。
1877年に「ルイ・ブラン&フィルズ」を設立する。その後、拠点をビエンヌに移し、
機械製作による部品作りから、組み立てまでを一貫して行うことができる体制へと
発展した。
1894年に発売された「19ライン」の新キャリバーはその完成度の高さが
それまでのセオリーを覆すほどの完成度であった。
この、1894年から後に社名ともなる「最高、完成、究極」の意味を込めた、
ギリシャ後最後の文字「Ω(オメガ)」の名前をもつムーブメントが誕生し、
オメガのエンブレムが信頼できる時計の証として認知されるようになった。
19世紀終わりころには、スイス最大の時計メーカーへと成長した。
1932年、オメガの精度が評価され、ロサンジェルス・オリンピックの
公式タイムキーパーに選ばれ、その後、20回以上のオリンピック大会での
公式計時を担当した。
その他にも、多くのスポーツシーンに欠かせない存在となっている。
そのほかに有名な話では、1964年にNASAがはじめた宇宙空間での使用を目的とした
環境テストに、対象とされた12ブランドの時計のうち、1965年唯一合格したのが、
オメガスピードマスターであり、1969年、アポロ11号の月面着陸成功により、
オメガスピードマスターは人類とともに初めて月面への一歩を踏み出したことである。
1970年には、トラブルに見舞われたアポロ13号の地球への帰還に際し、
重要な役割を果たした功績により、NASAから名誉ある、「スヌーピー・アワード」
を与えられた。
その後も、国際宇宙センター(ISS)や宇宙センター「ミール」での
オフィシャルウォッチとして、宇宙開発に貢献している。
また、1999年には「コーアクシャル」と呼ばれる新機構を開発した。
この機構は機械式時計の心臓部である調速機構との動力伝達を果たす、
脱進機機構(アンクル爪)における摩擦を大幅に低減し、約10年間オーバーホール
なしでも精度を保つことができるという非常に優れたものであり、
腕時計界に衝撃を与えた。
《オメガの4大モデル》
【スピードマスター】
NASA公認のクロノグラフ、NASAの過酷なテストに合格した唯一の時計。
宇宙旅行という人類最大の旅のパートナーとして選ばれた時計である。
1969年の7月20日、月面着陸したオメガ スピードマスターはその名を
世界中に知らしめた。
アポロ計画での成功により、オメガの信頼は絶対的なものとなり、
スピードマスターはオメガを代表するスポーツウォッチとなった。
【シーマスター】
イギリス軍の要望で製作されたものを元に、水中、海洋調査を目的として
設計されたモデルである。1970年の「ヤヌス計画」に「シーマスター600」
が使用された。250mの深海でダイバーが装着し、耐水圧記録を樹立した。
1981年に世界記録を樹立したダイバーの腕につけられていたのが、
このシーマスターであった。
また、映画「007」シリーズ17作目のゴールデンアイ以降でジェームスボンドが
着用したクロノグラフとしても有名。
【コンステレーション】
宝飾腕時計としての人気が高いラインであるが、本来は精度の高さを
強調したモデルであった。時計の精度を競う天文台クロノメーターコンクールにて、
もっとも数多く合格したモデルである。
裏蓋部分にある、天文台の刻印がその実績の証であり、
「星座」を意味するライン名。コンステレーションという名前にもつながっている。
オメガの4大シリーズの中で、もっとも宝飾性に比重をおき、1995年に
発売された新しいコンステレーションのスタイルは
最高峰の時計の代名詞となっている。
【デ・ビル】
「De Ville」と表記し、フランス語では「街角」の意味である。
その名からも判断できるとおり、クラシックで街のシーンに溶け込むような
落ち着いたデザインが多い。「Devil(悪魔)」とはスペルが異なり、関連性はない。
さりげないセンスをアピールするのには最適なモデル。
1999年に登場したコーアクシャル機構を採用した「デ・ビル コーアクシャル」は
デザイン性だけでなく、機能面でも注目を浴びるシリーズとなっている。